『神との対話』を読んで 第3章 その5 冷たさを知って、温かくなる
この本が問いかけること:嫌な経験は、ただの嫌な経験なのか
冷たくされたこと、うまくいかなかったこと。
できれば、なかったことにしたい思い出は、誰にでもあります。
この本では、魂の目的は、すべてを経験することだ、と書かれています。なぜ、すべてを経験するのでしょうか。本は、こう問いかけます。
「冷たいということを知らなければ、どうして温かくなれるだろう?」
同じように、下がったことがなければ、上がることもできない、とも書かれています。だから魂は、自分が選ばなかったものを責めたりはしない、と続きます。
ただ、受け入れることは、何でもよしとすることではありません。本では、まず全部を受け止めて、そのうえで一番よいものを選ぶ、という道すじが書かれています。
読んで思ったこと
寒い冬の夕方、仕事から帰ってくると、鍵がどこにもありません。
朝、慌てて家を出たので、鍵を持って出るのを忘れていたのです。
そのまま、家族が帰ってくるまで、30分ほど待ちました。
それからは、鍵を忘れることがなくなりました。
たとえば、こんな時:冷たい一言をもらった日
職場で、冷たい言い方をされた。
帰りの電車で、悔しくて、泣きそうになったことはありませんか。
次の日、新しく来た人に仕事を教える時、
いつもより言葉を選んでいる自分がいました。
あの冷たさを知っていたから、温かい言葉を選べた。
嫌な一日も、誰かにやさしくするための、小さな道しるべになることがあります。
読む時に
冷たくされたことを、「必要な経験だった」と思い込む必要はありません。傷ついた気持ちは、そのままで大丈夫です。
ここでご紹介したのは、本の中のほんの一節です。
この先の対話は、ぜひ本を開いて味わってみてください。
※「」の中の言葉だけが本からの引用で、ほかは私たちの読み方です。